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WealthNaviのDeTAXによる納税の先送り

昨今、AIが利用者の資金を自動的に運用するロボアドバイザーの人気が高まっています。そのロボアドバイザーのトップブランドと言えるのが「WealthNavi(ウェルスナビ)」です。
WealthNaviの投資で得た利益に対しては当然、税金を納めなければなりませんが、実はWealthNaviには「DeTAX(自動税金最適化)」という機能があり、納税を先送りできます。それが、人気の要因にもなっています。 ●DeTAXによる損益通算 WealthNaviは投資である以上、利益だけではなく、損失の出る時もあります。投資には「損益通算」というシステムがあり、利益と損失を相殺し、残った利益額に対してのみ所得税を納めます。 なお、税金というのは、商品の売却などによって利益が確定した場合に課税の対象になります。保有している金融商品に含み益が出ているだけでは、何百万円の利益があろうと課税の対象にはなりません。 WealthNavi では、海外ETFの運用による分配金の支給や、保有商品の売却によって利益が発生するため、その時点で税金の課税対象になります。ところが、利益が出るとDeTAXが作動し、保有商品の中から含み損の生じている商品を売却し、あえて損失を発生させます。つまり、損失と相殺させることで利益を減らし、納税額を少なくします。その結果、その年の税金の負担が削減されます。 ●DeTAXの実施タイミング WealthNaviでは基本的に、分配金やETFの売却によって得られる利益に対する税負担が2万円以上になると、DeTAXが作動します。なお、商品を売却すると、その時点でポートフォリオ(保有商品における資産配分)のバランスが崩れます。そこで、売却と同時に同じ銘柄を同じ数量、同じ価格で買戻します。
●DeTAXにおける税金の先送りの効果 DeTAXが行われると税金が安くなったと思いがちですが、DeTAXによって税金が少なくなるわけではありません。あくまでも税金の納付の先送りです。『先送りだけでは意味が無い』と思うかもしれませんが、その先送りが大きな効果を生みます。税金の納付を先送りするということは、先送りした分の税金が資産として残るということです。その資産を運用することで、利益という効果を得られます。
●DeTAXによる手数料の実質的割引 WealthNaviの手数料は預り資産の1%です(信託報酬を除く)。仮に、DeTAXによって税金を納めなくて済んだ場合、納めなかった税額分が手数料の実質的な割引に相当します。 WealthNaviでは、DeTAXによって「0.4~0.6%程度の負担の軽減」と公表していますが、その根拠を以下になります。課税対象額となる年間の分配金+売却益は資産の2~3%相当と想定し、それに申告分離課税の税率20%を掛けます。例えば、課税対象利益が2%の場合は0.4%(2%×20%)、課税対象利益が3%の場合は0.6%(3%×20%)の収益効果が得られます。